大人用スパイクいつから?『ジュニアサッカー用』との違いは?中学生での履き替えがおすすめ?

ジュニアサッカー

小学生年代のラスト試合が終わり、中学生に交じっての練習が始まったお兄ちゃん。

まだサイズアウトしてないくせに、『新しいスパイクが欲しい』と言うんです。

よくよく話を聞くと、みんなこの時期から、大人用のスパイクに履き替えているんだとか。

『大人用スパイクって、ジュニア用の倍ぐらいの値段するからなぁ。』

でも、今年の4月から中学生。入学祝いに買ってもいいか。

ということで、『初!大人用スパイクの購入』です!

我が家は祝いと称して買い与えましたが、『本当に中学生のタイミングで切り替えるのがいいのか?』
店で試着する際、店員さんに色々と話しを伺ったので、その内容を記載していきます。

いつから履き替えたらいいか悩んでいる方、我が家の体験を参考になさって下さい。

ちなみに中1のお兄ちゃん、初の大人用スパイクはこちら!

【ミズノ】モナルシーダ NEO 3 PRO

このスパイクの履き心地も記載していきます。

ブルーカラーも販売されています。

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『ジュニア用』と『大人用』を比べてみる

小5になった弟くん。こちらはサイズアウトしたので『いつものDSライトを買ってくれ!』との事。

「はいはい」といつもの通り『0.5センチ』大きいサイズをネットでポチリ。かわいらしいNEWカラーが出ていたので、そちらを購入しました。

せっかく同じタイミングで『ジュニア用』のスパイクを購入したので、『ジュニア用』と『大人用』を見比べてみます。

まず気づくのは、スタッドの数。大人用のスパイクって、スタッドが少ないんです。

さらに、その深さも違います。大人用は深いのです。

また、かかとのホールド性やクッション性は、ジュニア用の方がしっかりしています。大人用はとにかく薄い。

左が『ジュニア用』で、右が『大人用』。クッションの厚みが全然違いますよね。

これらの違いは、それぞれのスパイクが求めるモノに『違いがある』からなのです。

次の章の『店員さん』が全て解説してくれます!

店員さんに聞く!『ジュニア用』と『大人用』の違いとは

『大人用』スパイクって1万や2万が当たり前。なので、絶対に失敗したくない!

店員さんに話を伺いながら、しっかり試着して購入しました。

我が家
我が家

ズバリ!『ジュニア用』と『大人用』の違いってなんですか?

スパイクに求める要求が全く違う。それに伴い、重視しているモノが異なっているそうです。

重視しているモノの違い
  • ジュニア用:安定性を重視
  • 大人用:軽量化を重視

重視するモノが違うため、その差が作りに表れています。

大きく分けると、違いは4つ

  • 1.足形
  • 2.スタッドの数
  • 3.かかと周りのクッション性
  • 4.革質

それぞれ細かく見ていきます。

1.足形
  • 『ジュニア用』スパイクは、子供用の足形を使用
  • 『大人用』スパイクは、成人男性用の足形を使用

『ジュニア用』のスパイクは、指先が少しゆったりとした子供用の足形を使用し、『大人用』のスパイクは、指先が少しシャープな成人男性用の足形が使用されています。

『ジュニア用』のスパイクは全体的に丸みを帯びた形状をし、『大人用』のスパイクは、つま先のシャープさや、土踏まずあたりの細く絞られているのが分かると思います。

子供らしい足をしている場合は、このシャープさが窮屈だったり、うまくバランスがとれなかったりするそうです。

2.スタッドの数
  • 『ジュニア用』スパイクは、安定性重視のためスタッドが多い
  • 『大人用』スパイクは、軽量化重視のためスタッドが少ない

スタッドの数が少なくなると、足への負担が大きくなり、バランスもとりづらくなります。

さらに、『大人用』は一つ一つのスタッドが細くて長いため、グリップ力が高く、地面に引っかかってしまったりもすることも。

足の筋力が小学生らしい間は、足への負担が少なく、安定性が高い『ジュニア用』を履いた方がいいと思います。

3.かかと周りのクッション性
  • 『ジュニア用』スパイクは、安定性重視のためクッション性が高い
  • 『大人用』スパイクは、軽量化重視のためクッション性が低い

『ジュニア用』は、優しく包み込むようなホールド力のあるかかと周りの作りをしていますが、『大人用』は非常に薄いです。

素足にまとわりつくような感覚で、より高いフィット感が得られるのは『大人用』です。

4.革質
  • 『ジュニア用』スパイクは、耐久性を重視した安価な人工皮革
  • 『大人用』スパイクは、薄くて軽量な高級人工皮革
    (その他、高価なカンガルー皮など)

両方を手に持ってみると、『ジュニア用』はツルっとしていて皮っぽさがあまり感じられませんが、『大人用』は、ねっとりと馴染むような皮感のある人工皮革です。

見た目も本物の皮に近いような色つやや照りがあります。

『大人用』にはカンガルー皮でできた3万円程する高級なスパイクも販売されています。しかし、細かいメンテナンスが必要になるため、我が家は人工皮革のスパイクを選択しました。初めての『大人用』スパイクを検討されている方は、まずは人工皮革のスパイクがおすすめです。

我が家
我が家

『ジュニア用』から『大人用』にいつ履き替えるものですか?

22.5cmから24.0cmは、『ジュニア用』と『大人用』が被るサイズなんだそうです。

『サイズが合えば履いていいのか?』

答えはノーでした!

筋力が弱いうちは、足の負担が大きく、怪我につながる恐れがあるそう。中学生になっても小学生の体つきの場合は、ジュニアスパイクをおすすめしているそうです。少し体つきがガッチリしてきたな、というのが一つのサインと考えてもいいそうです。

大人用のスパイクに小さいサイズがあるのは、足の小さい大人用としてあるわけで、足のサイズが合うからと言って、すぐ履き替えることをお勧めしてはないそうです。

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中1のお兄ちゃんがしばらく使ってみた

『大人用』スパイクデビューした中1のお兄ちゃん。

しばらく経って使用感を聞いてみると、、
ズバリ「もうジュニア用のスパイクには戻れない」ですって。

中1お兄ちゃん
中1お兄ちゃん

めっちゃ軽くて、蹴りやすい!

軽いため振りが速くなった気がするのはもちろん、足にまとわりつくような感覚があり、分厚いクッションが無く、ボールと足の間に阻むものが少ないため、ボールに狙った力を直接的に伝えやすいんだそうです。

お兄ちゃん的には、スタッドが少なくてもバランスの悪さというのはあまり感じず、むしろグリップが効いて、動きの切り替えがしやすいぐらいだとか。

さらに、皮革の質の違い。

『ジュニア用』は、使用するにつれてプラスチックのような硬さのある曲げジワがつきますが、『大人用』は、表皮に照りがあり、曲げジワも皮が馴染むようなイメージでついていきます。そこからパックリとひび割れてしまうような感じを受けません。

表面の白い塗装がはがれても、味のある皮感が顔をだします。

使うにつれて、渋くなっていくイメージ

ちなみにインソールは、標準のモノではなく、かかとの負担を軽減するソルボを使っています。


『大人用』のスパイクは、値段相応のクオリティーが詰まった魅力的なスパイクです。

しかし、子供が小さいうちから与えるのは検討が必要。

『ジュニア用』スパイクの目的である『安全性』とのバランスを考えて、お子さんに合ったタイミングで『大人用』を購入するようにしましょう。

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