『おさがりスパイク』お兄ちゃんから弟へ!汚れたサッカースパイクを家庭にあるもので手軽に洗浄

ジュニアサッカー

お兄ちゃんがキツイといってサイズアウトしたサッカースパイク。

たまにあるのが、「これ、まだ履けるのにもったいない…」ですよね?

スタッドだってほら、ほとんど削れてないんですもん!

こんな時、いつも脳裏に浮かぶ思考が、「下の子に回せない?」です(笑)

「お兄ちゃんの足形に馴染んでいるため良くない」とか、「そもそも弟くんに適したスパイクでない可能性も」など、マイナスな意見はありますが、金銭的には、およそ15,000円もの出費が浮く…。

家族で一度、焼肉に行けちゃう金額なのです。

という事で、我が家では、土グラウンドの練習用として弟くんに履かせることがしばしばあります。

もちろん、一度履いてプレーをして、「合わない」だとか、「やりにくい」「どこかが痛い」などあれば、すぐに辞めるつもりではいるのですが、これまでそんなことはなく履いてくれています。

ただ、自分のお兄ちゃんとはいえ、『使用していた臭いスパイク』「ほらよ!」と渡されると、弟くんにも抵抗があるもの。そこで我が家では、弟くんに『おさがり』として渡す前に、家にあるものを使ってお手軽にスパイクを洗浄しています。

家にあるものででき、それほど手間でなく、『見た目』『臭い』も大幅に変わるため、『おさがり』を考えている方は是非ご覧ください。これまでの経験上、形状が変わったり、壊れたりしたことはありませんが、参考にされる場合は自己責任でお願いします。ちなみに、これまで試したことがあるのは、人工皮革のスパイクのみです。

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お手軽洗浄① ブラシで擦って『大きな汚れ落とし』

用意するのは、汚れを落とす『ブラシ』。普通の家庭にもありますよね?

我が家には、毛先が固めの『かき出すタイプ』と、毛先が柔らかめの『汚れを擦る』ブラシがあります。もしなければ、『スポンジ』や『タオル』などでも問題ありません。

さて、水洗いする前に行うのは、スパイクの分解です。

『スパイク本体』と『インソール』、『靴紐』の3つに分解します。この時、スパイクの奥に入っている砂や芝、人工芝のチップなどを出しておきましょう。分解すると意外と出てくるものです。

まずは、およそ35度のぬるま湯で汚れを洗い流し、『毛先の固いブラシ』で詰まった汚れをかき出します。アウトソールとの境目や、靴紐の穴など、汚れがたまりやすい場所から徹底的にかき出します。

アウトソールは結構力を入れてガリガリやっても大丈夫。挟まっている石や砂汚れをかき出します。

続いて、『柔らかめのブラシ』でスパイクの表層の汚れを取ります。簡単に擦って取れる汚れだけで大丈夫です。あまりゴシゴシやると表層に傷がついてしまいます。

靴底もしっかりと擦っておきます。靴底にこびり付いた臭いが薄まります(笑)

靴紐やインソールは、含ませた水を押し出すイメージ。何度か繰り返して汚れを出します。

お手軽洗浄② オキシクリーンで『漂白&脱臭』

用意するのは『オキシクリーン』『つけ置きするバケツ』

我が家は、サッカーのユニフォームや靴下など、汚れものを洗濯する際、いつも少量の『オキシクリーン』を入れています。多くの家庭でも常備されているのではないでしょうか?

この『オキシクリーン』をキャップ半分ほど入れ、およそ35度のぬるま湯に入れて溶かします。

『オキシクリーン』が溶けたら、大きな汚れを落としたスパイクなどを入れていきます。スパイクの中に空気が溜まらないよう、水が入り込むのを確認しながら、ゆっくりと沈めると上手くいきます。

スパイクが少し浮いてくるため、重しを乗せて対応します。

我が家は、いつも洗面器を置いて沈めています。

この状態で4時間放置です。

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お手軽洗浄③ 水気を拭きとって『じっくり乾燥』

用意するのは『タオル2枚』『ビニール手袋』です。

4時間ほど放置した後、タオルでスパイクを優しく擦ります。この時、『オキシクリーン』が溶けた水をタオルに吸わせて擦ると良いです。スパイクから浮き上がった汚れを落とすことができます。

皮膚が弱い人は『オキシクリーン』が溶けた水に手を付けると荒れてしまうことがあるため、『ビニール手袋』などをして行う事をお勧めします。

全体的に擦り終わったら、水を捨て、真水ですすぎます。少しヌメリがあるため、全体を真水で洗いながらタオルや手でヌメリを取っていきます。

ヌメリが取れたらタオルで水気をとって完成です。

スパイクの中までしっかり水気をとっておくことが大切です。乾燥時間が短くて済みます。

日陰の天日干しで乾かします。シューズ乾燥機の温風などで急速乾燥すると、縮んだりする場合があると聞いたことがあるので、時間はかかりますが、いつも天日干しで乾かしています。

この方法で、特に形が変わったり縮んだりした事はありません。

乾くまで放置です。

洗浄前後で比較してみた

まずは臭いから。

正直、完全に無臭というわけではありません。しかし、だいぶ取れます。しっかりと臭いを確認するつもりで嗅がないと分からないくらいにはなっています。

続いて見た目。

左側の写真が『洗浄前』、右側の写真が『洗浄後』です。

明らかに黄ばみ汚れが取れています。新品に近い白さです。

靴紐を通す穴付近は、靴紐との摩擦でついた黒ずみ汚れがありましたが、この辺りもしっかりと取れています。

アウトソール部分の汚れもしっかり取れ、色味が明るいです。スタッドは少し透明感が増していますね。(比較写真が逆ですみません。)

タンの部分は、靴紐との摩擦汚れが真っ白に。

逆に、あまり取れていない部分は、アウトソールとの境目の黒ずみ。黒い線状の汚れは、あまり変化が見られません。

かかとについている黒ずみも完全に取ることはできなかったようです。

しかし、全体的に見てみると色味は明るくなり、新品とは言わないまでも綺麗な見栄えに戻りました。

綺麗になることはもちろん、こうやって手間をかけて弟くんに渡すことで、弟くんも気分良く『おさがり』を受け入れてくれているんだと思っています。

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