『小学生向け』結局行きつくサッカーボール4号!『モルテン』ペレーダ・ヴァンタッジオの選び方

ジュニアサッカー

我が家の子供がサッカー初めて早6年目。

クラブチームの練習以外にも、いろいろな大会や地区のトレセンに参加したり、たくさんのサッカーボールを見てきました。

そこで、ほとんどの人たちが最終的に行きつくサッカーボールは『molten(モルテン)』だと気づくのです。

我が家も色々と回り道をしてきましたが、結局『molten(モルテン)』のサッカーボールにたどり着きました。

手前の青いボールだけが『モルテン』ではありません。

青いボールは『ヴァンタッジオ』というシリーズで、「白×黒」や「白×白」のボールは『pelada(ペレーダ)』というシリーズ『モルテン』のボールです。

どちらも優れたボールで、小学校の高学年になると、ほとんどの子供たちは、どちらかのボールを使っています。Jクラブのアカデミーなどでは、『ヴァンタッジオ』を使っているクラブが多いです。

実はどちらも『3000』・『4000』・『5000』という番号でグレード分けされており、『ヴァンタッジオ』、『ペレーダ』共に、同番号は同品質の扱いになっています。

いろいろと調べた結果、小学生におすすめなのは、ズバリ『4000』

コスパ、蹴り心地、その他諸々・・・、次章でラインナップを紹介していきますので、ボール選びの参考になさってください。低学年や幼児でもどちらかを使っているキッズがいますが、お父さんがサッカーやっていたんだろうなっていう感じで、カッコ良く見えます。

ちなみに小学生年代のボールは『4号球』ですよ~

『molten(モルテン)』とは

『モルテン』は『ミカサ』から独立し、1958年に設立。
サッカーだけでなく、バスケットやバレーなどの競技用ボールや、自動車用関連部品を作っている、本社が広島県の株式会社です。

1979年にアディダスと技術提携し、今では世界的なスポーツ用品メーカーとして知られています。
特にボールは品質が認められ、Jリーグや国際大会などで公式球として使用されています。
いわば『ボールのトップメーカー』です。

【どちらを選ぶ?】『ペレーダ』と『ヴァンタッジオ』その違いは?

『ペレーダ』、『ヴァンタッジオ』共に、番号でグレード分けされており、同番号でのボールの仕様や、材質などに違いはないそうです。

違いがあるとすれば2つ。

1つ目は、ご覧の通りデザインです。『ペレーダ』の方が、サッカーボールらしいデザインですね。

2つ目は、『ヴァンタッジオ』の方が、公式戦の試合球として利用される事が多いという事。Jクラブのアカデミーなどは、それを見こして『ヴァンタッジオ』を採用しているのかもしれません。

また、『ヴァンタッジオ』の『5000』のみ、『エンボス加工』という、表皮がざらざらした加工がされいます。これは『ペレーダ』の『5000』にはない機能です。こちらは『5000』の章で詳しく記載しますので、そちらをご覧ください。

【違いを知って選ぶ!】番号によるグレードの差

まず、4号球には『芝用』や『土用』という、使用する場所に特化したボールはありません。
4号球は、全て『土グラウンド用』として検定されたボールとなっています。だからといって、芝で使えないわけではないのでご安心を。

『モルテン』4号球のサッカーボールを大きく分けると『3000』『4000』『5000』のグレードに分けられます。(『4002』など、ソフトタイプのような特別構造をしたタイプは除く)

以下にグレードによる差や、それぞれの魅力を記載していきますので、是非購入の参考になさってください。

3000番『安くて良品質』とにかく低価格を求めるならコレ!

以下が『ペレーダ3000』のラインナップ。『4000』に次ぐカラーバリエーションの多さが魅力で、イケてる低学年や幼児たちが使っているのをよく見かけます。カラフルなボールは、見つけやすいのも魅力ですね。

こちらは『ヴァンタッジオ3000』のラインナップ。『ヴァンタッジオ』4号球のカラー展開は、この『3000』のみなので、カラフルな『ヴァンタッジオ』が欲しい場合は、『3000』を選ぶしかありません。(『4000』と『5000』は一番左の青色のみ)

『3000』は、他のメーカーと比べて値段もなかなかお手頃。
いわば入門、エントリーモデルです。

しかし品質は、さすがボールのトップメーカー。
このエントリーモデルでも、質が良く、破れや裂けによる破損は聞いた事がありません。

「なくして新しい物を買った」とか「別のボールが欲しくなって買い替えた」がほとんど。
値段が安くても、非常に質の良いボールと言えます。

我が家のおチビさん(小3)が、自宅の室内人工芝コートで使っているボールは『黒×白』です。

『ペレーダ』も『ヴァンタッジオ』も、基本的なデザインは他のグレードと同じで、シンプルでカッコいいです。

『3000』も検定球です。

『検定球とは・・・』
JFA(日本サッカー協会)の検定に合格したボール。
国内の公式試合では、検定球を使うことが義務づけられており、ジュニアサッカーの大会などは、基本的に検定球が使用される。

ただし、『4000』と比べると、以下に記載しているオレンジ色の機能がありません。
『4000』以上に備わっています。
(矢印がグレーの機能は『3000』に備わっています)

つまり『3000』には、『表皮の削れにくさ』『水のしみ込みにくさ』『クッション性の高い蹴り心地』が『4000』に比べて弱いです。

指で押し込むと、他のグレードと比べてクッション性が低いのが良く分かりますし、
裸足でリフティングすると、ペチペチという音ではじくような感覚もあります。
これが普通っちゃあ普通なのですが、高グレードと比べるとどうしても、そう感じてしまうのは否めません。

しかし、強く蹴る事ができない低学年や幼児なら「表皮の削れ」「蹴り心地」にそれほど心配する事はないでしょうし、雨の日にもボールを蹴る事がないでしょう。

つまり低学年や幼児にとって『3000』は、最適なグレードだと思います。
小さいうちは、ずっとサッカーを続けてくれるかもわからないですからね。
お試しにサッカーボールが必要な方にはピッタリのグレードです。

以下は『ペレーダ3000』の一覧7種です。

以下はヴァンタッジオ3000の一覧5種です。

4000番『コスパ最強』我が家のおすすめはコレ!

こちらが『ペレーダ4000』のラインナップ。『白×白』や『黒×ピンク』が増えて、少しお兄ちゃんカラーが増えた感じ。『ペレーダ』シリーズで一番豊富なカラーバリエーションが展開されています。

対する『ヴァンタッジオ』は青の一色のみ。

我が家が『4000』を一番おすすめしている理由は『品質が高く、価格もそれほど高くない。』という事。
アマゾンや楽天など、色によっては『3000』とあまり変わらない価格で購入できるのです。

まさに、コスパ最強!

我が家のお兄ちゃん(小5)は、『白×白』を愛用しています。

ロゴもカッコよく収まっています。

もちろん検定球です。

『3000』の時も記載しましたが、ベースのサッカーボールに、オレンジ色で記載された機能が備わっているというイメージ。

『表皮の削れにくさ』『水のしみ込みにくさ』『クッション性の高い蹴り心地』という機能が、『3000』に比べてアップグレードされています。

特に『クッション層』によって生まれる蹴り心地の良さは、一度蹴るとすぐに実感できます。

ボールを蹴ると「ボウン」というイメージ。

ちょっと分かりにくい表現かもしれませんが、ボールにキックの力が乗っかっていく感覚があり、足への衝撃も吸収されるため、体にも優しいボールと言えます。

「使い方が荒くなる」、そして「キック力が強くなる」、そして「雨の日でも試合がある」、そんな中学年~高学年にピッタリのグレードです。

余談ですが、小学生の高学年にもなると、このことを理解している子供がたくさんいます。
良きも悪くも『3000』や『4000』とはっきり記載があるため、ボールの事でいじってくるツマラナイ友達も出てきてしまうのです・・・。

また、『3000』と『4000』、見た目は同じなのですが、追加された機能のロゴが加わっています。

『高耐摩耗性皮革』や『低吸水加工』のロゴが入っているため、多少豪華に見えますね。

何度も記載しますが、カラーによっては『3000』とあまり変わらない価格で購入できものもあるので、『3000』を買うと決めた方でも、一度欲しいカラーの『4000』を覗いてみても損はありませんよ。

以下は『ペレーダ4000』の一覧8種です。

以下はヴァンタッジオ4000の一覧1種です。

5000番『最強品質』とにかくいいボールならコレ!

我が家が購入した『5000』はこちら。

言わずもなが、もちろん『5000』も検定球です。

『5000』には、『ペレーダ』も『ヴァンタッジオ』も『kids』と記載されています。

『4000』からの大きな違いとしては、『5000』には『アセンテック構造』というものが採用されているという点です。

ちょっと難しいですが、要するに「まん丸(真球性)でバランスが取れたボールで、どこを蹴っても同じ感覚のボール」だという事。

さらに、継ぎ目が無いため、ボールが傷つきにくくまん丸を保ち、さらに雨が降ってもクッションに水が染み込むのを最大限に防いでくれるんです。

『5000』の継ぎ目をご覧ください。

もう一枚。

すごくないですか?

『ペレーダ』の『5000』も同じです。

ちなみに『3000』『4000』の継ぎ目はこちら。

これが普通のサッカーボールですよね。

また【『ペレーダ』と『ヴァンタッジオ』の違い】の章で記載した、
『5000』だけにある『ペレーダ5000』と『ヴァンタッジオ5000』違いの『エンボス加工』

『エンボス加工』というのは、表皮がザラザラと加工されており、ボールの飛行の安定性や、パスやシュートの精度が高まる加工の事なんだそうです。

実際に『ヴァンタッジオ5000』を触ってみるとザラザラ感を感じ、蹴り足をグリップしてくれる感覚があります。

しかも、『ヴァンタッジオ5000』は、全日本U-12サッカー選手権大会でも使用されている公式の試合球です。

『5000』で検討するなら『ヴァンタッジオ5000』の方が良いかもしれません。普段から公式戦の試合球で練習させたい人にもおすすめです。

ただし、カラーが青一色で、他人と被る事も多く、どれが自分のボールか分からなくなるのは必須。デカデカと名前を書いておかないと、間違えて持って帰られる事もあります。

以下は『ペレーダ5000』の一覧5種です。

以下はヴァンタッジオ5000の一覧1種です。

小さいうちは、子供が好きなサッカーボールでやらせてあげるのが一番です。

ただ、必ず『ペレーダ』や『ヴァンタッジオ』にやってくる時期がきます。お子様と話し合って、子供が楽しくサッカーができるボール選びを!参考になれば幸いです!

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