10月になり、いよいよ始まる『JFA全日本U-12サッカー選手権大会』の地方予選。小6のお兄ちゃんは最後の年なので、悔いのないよう頑張ってほしいです。
この大会が始まるという事は、もう少しで中学生になるということ。いやー、お兄ちゃんももうすぐ中学生かぁ。感慨深いものです。
さて、実はこの時期に『5号球』のサッカーボールがよく売れるって知っていますか?
中学生になると、小学生で使っていた『4号球』から一回り大きい、そして重い『5号球』に変わります。
この時期から、中学サッカーの準備に加え、Jクラブアカデミーや、町クラブの練習会・体験会が増えるため、(※練習会や体験会は中学生と一緒に5号球で行われることが多い)ボールに慣れておきたいという事から、『5号球』が売れるそうなんです。
ということで、我が家も流れに乗って『5号球』のサッカーボールを購入しました。
購入したのは、『molten』の国際公認球、『ペレーダ5000』の『芝用』です。
以前、小学生が結局行きつくサッカーボールとして『molten』の「ペレーダ」や「ヴァンタッジオ」を比較しながら紹介しましたが、中学生以上のサッカーボールも、やっぱり『molten』。周りの中学生環境からも『molten』のサッカーボールを選べば間違いなし、といった感じを受けます。
今回は、『ペレーダ』や『ヴァンタッジオ』の商品に加え、『5号球』から登場する『芝用・土用』の事も記載していきます。
5号球は『5000番』カテゴリーの商品がおすすめ
『molten』のサッカーボールには、『ペレーダ』と『ヴァンタッジオ』という商品があります。
共に『3000番』から『4000番』、『5000番』といった感じで、ボールの品質によってグレード分けされています。番号が高い方がハイグレードな商品です。
番号によるボールの品質の違いは『4号球』と同じ。詳しい違いは以下の記事からご欄になれます。
上記でグレードの事について確認できますが、『5号球』に限っては、ペレーダ5000番相当のカテゴリーの商品を購入することが圧倒的におすすめです。
ペレーダ5000番相当のボールには『アセンテック構造』という特殊な構造が採用されており、星のようなマークが目印です。
簡単にいうと、とにかくまん丸で、長く使用しても大きさに変化がなく、雨の時にも水を吸って重たくなるようなことがないのです。
右のボールが『アセンテック構造』が採用されているもので、つなぎ目を見ると一目瞭然ですよね。
『5号球』は中学生だけでなく、大学生や社会人、プロでも使うサイズ。やっぱり公式大会でも使用されている質の高いボールで練習させたいというのが親心です。気になる値段も、一つ下の4000番のボールと比べて、2,500円程度しか金額も変わりません。
5号球から新たな選択肢『芝用・土用』とは
『5号球』からは番号の中に、さらに『芝用』と『土用』という種類が登場します。我が家が購入したのは『芝用』です。
『芝用』と『土用』の違いは2つのみです。
芝用 | 土用 |
FIFA Quality PRO基準適合モデル | FIFA Quality PRO基準適合モデル |
アセンテック・人工皮革 | アセンテック・人工皮革 |
ラテックスチューブ | ブチルチューブ |
低摩擦バルブ | 砂防止バルブ・低摩擦バルブ |
タイ製 | タイ製 |
大きな違いは、サッカーボールの一番内側の層で使用されている素材。『芝用』は『ラテックスチューブ』という素材で、『土用』は『ブチルチューブ』という素材が使用されています。
『芝用』の『ラテックスチューブ』は、空気が抜けやすいというデメリットはありますが、ボールもよく跳ねるため、プロの試合で使われるボールにも採用されています。芝はボールの衝撃を吸収する力があるので、良く跳ねる素材が重宝されているわけです。
『土用』の『ブチルチューブ』は『ラテックスチューブ』に比べてあまり跳ねません。そのため、土グラウンドに適しています。土グラウンドでの使用が多い場合は、選択肢に入ってくると思います。
大きな違いはこれだけで、ボールの表皮などは全く素材で作られています。
『ペレーダ』と『ヴァンタッジオ』5000番系の商品
以下に記載しているのは、『ペレーダ』の5000番カテゴリーの同等商品。
『ヴァンタッジオ』には、特殊な加工がされた5000番(次章に記載)が別途あるため、『ペレーダ』5000番と同品質カテゴリーの『ヴァンタッジオ』は4900番となっています。
ペレーダ5000 芝用 | ペレーダ5000 土用 | ヴァンタッジオ4900 芝用 | ヴァンタッジオ4900 土用 | |
---|---|---|---|---|
品番 | F5L5000 F5L5000-OK | F5L5001 | F5A4900 F5A4900-O F5A4900-P(※女子で使用) | F5A4901 F5A4901-P |
カラー展開 | 2種類 | 1種類 | 3種類 | 2種類 |
公式値段 | 9,240円 | 9,240円 | 9,900円 | 9,900円 |
アセンテック構造 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
使用される主な大会 | 全国高等学校総合体育大会 | 全国中学校体育大会 全国日本高等学校女子 全日本U-15、18女子 |
『ペレーダ』と『ヴァンタッジオ』で大きな差はないため、どちらを選ぶかは、デザインや好み、Amazonや楽天などの、その時の販売値段も選択肢になってくるのではないかと思います。
まずは『ペレーダ5000 芝用』。
続いて『ペレーダ5000 土用』。
続いて『ヴァンタッジオ4900 芝用』。
女子サッカーの大会で使用されている『ヴァンタッジオ4900 芝用』のピンクカラー。
続いて『ヴァンタッジオ4900 土用』。
『ヴァンタッジオ4900 土用』にもピンクカラーが展開されています。
我が家が購入を考えた時は『ペレーダ』が安くなっていました。
エンボス加工は『ヴァンタッジオ』だけ
前述しましたが『ヴァンタッジオ5000』は、『ペレーダ』には用意されていないカテゴリーで販売されています。値段も公式では19,690円とかなり高い設定です。
しかし、公式ホームページにも、主な使用大会の記載がないため、より質の良いボールでサッカーを楽しみたい人向けの商品なのでしょうか。
他のカテゴリーとの違いは『エンボス加工』という特殊加工が表面に施されていること。
この『エンボス加工』は、ボールの飛行に安定性をもたらすそうです。
より高品質のボールで練習やサッカーを行いたい人は、検討する価値があるかもしれません。
中学生になり、より高度なやりとりが行われるようになります。ボールは長く使えるものなので、ヴァンタッジオ5000でなくとも、なるべく品質のいいもので練習するのがいいのではないでしょうか。
『5号球』サッカーボールの検討の材料になれば幸いです。
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