【キャンプやジュニアサッカー】スタンレー『STANLEY』折りたたみ式2WAY台車レビュー

ジュニアサッカー

ご覧ください!この秀逸なデザイン。

これ、台車なんです。

スタンレー【STANLEY】折りたたみ式 2WAY ハンドトラック SXWTD-FT585

メーカーは【スタンレー(STANLEY)】ですが、キャンパーの皆さんがすぐに思い浮かぶであろう『クーラーボックス』や『スチール真空ボトル』で有名な、あの『スタンレー』とは全くの別メーカーです。メーカー名が一緒ってだけ。

でも、何となく文字のデザインも似てるんです。

我が家も最初は『スタンレー』ってこういう商品も出してるんだと思っていましたが、よくよく調べてみると、アメリカを代表する老舗工具メーカーなんだそう。

ドライバーやメジャーなど、質実剛健かつ先進性を持った工具は多くのプロフェッショナルから大きな支持を得ているんだとか。

この台車は2つの形にトランスフォーム(変身)可能で、1つ目はいわゆる台車のような『プラットフォームトラック』型、2つ目は、スーツケースのような『ハンドトラック』型です。

下の写真の2通り。

デザインがカッコ良くて、トランスフォームするって・・・。
とてもロマンを感じる商品です。

機能面はどうなのか、しばらく使ってレビューしてみました。

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【開封注意】予期せぬところに取説あり

まずは開封から。段ボールパッケージに梱包されて届きます。

さらに内袋に入れられ、黄色い厚紙の帯が巻かれています。

サイズ感は、一般的な家庭用台車と変わりません。

仕様
  • サイズ(折り畳み時):64cm x 35cm x 12cm
  • 重さ:7.4kg  ※結構ずっしり

内袋を取り、黄色い厚紙の帯をはがして大失敗・・・。

ただの帯だと思って雑にはがしたのですが、なんとこの紙・・・裏側が取扱説明書なんです。さらに取説にノリで張られているのが保証書。危うく、保証書ごとビリビリにしてしまう所でした。

取説や保証書をまとめて置いておきたい派の我が家にとって、ちょっとトホホ・・な結果に。丁寧に開封したい方は保証書の位置を確かめて、カッターやハサミを使ってください。

ちなみに説明書には、2WAYトランスフォームの展開方法が丁寧に記載されています。

プラットフォームトラック展開方法
ハンドトラック展開方法

次の章で実際にやってみます。

超簡単【直観的にできる】トランスフォーム

トランスフォームって響きだけでロマンです。しかも2WAY。

仕様を確認すると、載せられる荷物の重さに違いがあるようです。4つのタイヤで支える分、台車のような形の『プラットフォームトラック』の方がおよそ倍の耐荷重を誇ります。

耐荷重の違い
  • プラットフォームトラック:137kg
  • ハンドトラック:70kg

『プラットフォームトラック』に展開

①ハンドルを下げる

裏側の中央にあるレバーを下げると、大タイヤが飛び出します。タイヤが出てくるギミックは、男心をくすぐります!

②ハンドルを立ち上げる

ハンドルの持ち手部分を持ち上げるように90度広げると、カチッとロックされる仕組みです。

ハンドルを起こすと連動して、小タイヤも立ち上がって4輪になるんです。

③ハンドルの高さを調整する

ハンドルにあるつまみを内側に押すと、ハンドルの高さが調整できます。

高さは2段階の調整ができ、およそ12cm毎の高さ調整が可能。

左が1段階。右が2段階。

ハンドルを2段階まで伸ばすと、高さが90cmになります。

④荷台を立てる

必要に応じて荷台を立てる事も可能。荷物のストッパーになります。

これで『プラットフォームトラック』の完成です。

1度組み立て方を認識すれば、後は直観的に組み立てられます。めちゃくちゃ簡単で、特に動きにくいパーツや、力がいる操作もありません。

『ハンドトラック』に展開

続いて『ハンドトラック』に展開してみます。こちらもめちゃくちゃ簡単。

①と②、④は『プラットフォームトラック』と同様です。

①ハンドルを下げる

まずは、裏側の中央にあるレバーを下げて、大タイヤを出します。

②ハンドルを立ち上げる

ハンドルを90度起こします。

一度、『プラットフォームトラック』の形にします。

③ハンドルをさらに広げる

ハンドルの付け根にあるつまみを内側に押しながらハンドルを動かすとロックが解除されるので、さらに外側へ起こします。180度ほど展開するとカチッと固定されます。

ハンドルが180度開く動きに合わせて、小タイヤは収納される仕組みになっているんです。

④荷台を立てる

荷台を立てると『ハンドトラック』の完成です。必要であれば、ハンドルの高さを調整する事も可能。

タイヤは2輪ですが、荷台の部分が支えとなって自立する事ができます。

『ハンドトラック』も直観的に組み立てられて簡単ですね。

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いろいろ積んでみた

キャンプやジュニアサッカーの応援で使いたいと購入。その荷物を積んでみました。

『プラットフォームトラック』に積んでみた

まずは、多くのキャンパーが使っている、無印の『頑丈ボックス』を縦に置いてみると、余裕を持って収まるといった感じ。

『頑丈ボックス』のサイズ
  • 横幅60.5cm × 奥行39cm × 高さ37cm

スノーピークのテントやギアコンテナなど、めいっぱい載せてみました。ストッパーを出すと、安定性は増すのですが、載せられる量が減るので、ストッパーなしでバンジーコードで固定。

この方法でも安定して運べます。

バンジーコードはホームセンターなどで数百円で購入可能。

バンジーコードを使う事を想定して、荷台の両サイドには引っ掛けるくぼみが付いています。

正面にはくぼみはありませんが、ハンドルなどに引っ掛ければ、荷物を固定することができます。

『ハンドトラック』に積んでみた

続いて『ハンドトラック』にして積んでみました。

ジュニアサッカーで使うテントや椅子、クーラーボックスを積んでみました。

ストッパーは、幅38cm、高さ25cmなので、それほど多くの荷物は載せられません。

あまり重ねすぎると、荷物を載せたまま自立させることができなくなるので、荷物の置き方や配置の調整が必要だといった感じ。

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【使い勝手は?】4輪と2輪で比べてみた

まずは『操作性』を比較。

4輪のプラットフォームトラックでは、ハンドル側の小さいタイヤが回転することで曲がることができます。

つまり前タイヤが回転しないため、回転する時に押す人が外側にふくらまないといけません。まっすぐ進むのにはとても楽で安定性は高いですが、曲がる場合や狭い場所では、慣れが必要です。

2輪のハンドトラックは、4輪に比べて、かなり小回りが利きます。車輪は回転しませんが、タイヤがハンドルと直結して動かす事ができるので、操作性もよく、思い通りの動きがしやすいです。

続いては『段差』の上りを比較。

4輪の場合、小タイヤのカバーが段差に当たってしまうため、直接段差を上ることはできません。しかし、ハンドルを少し持ち上げて段差を越えることは可能です。

大タイヤは10cm程度の段差であれば問題なく越えられます。

2輪の場合。こちらは大タイヤのみなので10cm程度の段差であれば問題なく越えられます。

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使って分かった【メリット・デメリット】

しばらく使ってみて感じたメリット・デメリットをまとめてみます。

メリット

①2WAY使用できる

4輪と2輪の二つの形に変形し、用途によって使い分ける事ができます。しかも変形が簡単で、工具など必要ないのはありがたいです。

『プラットフォームトラック』はたくさんの荷物が乗り、安定して荷物を運ぶことが可能。『ハンドトラック』は小回りが利くため、道が細い場所や室内など運びやすい、といった使い分けができます。

②収納がコンパクト

フラットに変形するので車に乗せる時も、家でしまっておく時も、収納場所に困りません。普通の台車では、タイヤは収納できないので、コンパクト性はとても考えられています。しかも、しっかりと自立してくれるので立てたまま置いておけるのもグッド。

車の隙間にも積む事ができます。

③移動が静か

ゴム製のタイヤなのでとても静かです。ハンドルに伝わる振動も心地よく、重い物でも滑らかに進んでくれます。

④子供が楽しんで押してくれる

普段は荷物運びを嫌がる子供も、率先して手伝ってくれます。『プラットフォームトラック』は耐荷重137kgなので荷台に子供の載せる事もできます。これ、めちゃくちゃ喜びます。

⑤デザインは秀逸

かっこいいですし、使っている人とあまり出くわさないのでかなり目立ちます。

⑥クーラースタンドが不要

キャンプで重い物の一つ、クーラーボックス。プラットフォームトラックで運んでそのままクーラースタンドとして使う事が可能です。地熱からのクーラーを守ってくれるので一石二鳥。

サッカーでもバッグと小さなクーラーボックスを運んでそのまま置いておくと便利。土汚れもなく、そのまま車に持ち運び可能です。

デメリット

①重い

重さ7.4kg。使う時はタイヤを出して押すだけなので楽なのですが、車に移動する時などは持ち上げなくてはいけません。女性でも持ち上げる事は問題ないですが、もう少し軽くならなかったかなといった感じ。安定性を求めるとこうなるのは仕方がないのかもしれません。

しかし、持ち手があるため安定して運ぶことができます。運びやすいのは救われます。

②実は2WAY不要?

2輪はとても小回りが利きます。細い道や室内では大活躍!しかし・・・、我が家の場合、キャンプやサッカー観戦など、比較的広い屋外で使用するため、あまり小回りが優先されるシーンに出会わないのです。ぶっちゃけ我が家は、4輪状態でしか使っていません。

③荷物の容量がそこまで乗らない

キャンプ場でよく見かけるアウトドアワゴンは、物が落ちないように深い筒形になっているため、横から物が落ちる心配がなく上に積み重ねる事ができます。しかし、この台車は重ねるものを選びながら縦積みしないといけないので積載量としては少し劣るような気がします。

④ストッパーがない

ストッパーがないため、斜めの場所にとめる場合に工夫が必要。

まとめ

結論。使い方としては、4輪のプラットフォームトラックしか使わない。一番の魅力は、クーラーや荷物の置き場所になるところ。大容量の荷物を運びたいという用途には向いていないかな、といった感じです。

是非購入の参考になさってください。

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コメント

  1. HiKo より:

    yansak、こんにちは。
    スタンレーの2way台車を調べていたらこちらのブログに行き付きました。
    詳しくレビューされていて大変参考になりました!
    一点、オフロードの走破性はいかがでしょう?
    ちょっとした平坦な砂利道はOKとか、ある程度凹凸があるガタガタ道も平気など
    もしご経験・ご体験ございましたら教えていただけたら幸いです。
    宜しくお願い致します!

    • yansak より:

      HiKoさま
      ご覧いただきありがとうございます!
      4輪の場合、3センチ程度の細かい砂利道であれば、問題なく進む事ができます。
      といいますのも、大タイヤは大きな砂利、ガタガタ道でも問題ないのですが、
      小タイヤには、タイヤを水平に囲うようなカバーがあるため、これに引っかかってタイヤが回らず進まないのです。
      2輪の場合は、ある程度どこでも進めるといった認識で大丈夫です!
      購入の参考になれば幸いです!