2022年4月9日。ついに『アオアシ』のアニメ放送が始まりました。
まだ2話しか放送されていませんが、ジュニアサッカーに打ち込む二人の息子’sを含め、我が家は全員でどっぷりハマっています。家族全員、アニメと漫画の二刀流です!
最近気になってしょうがなかったのが、『アオアシ』の帯に書かれている、こちらの漫画。
『アオアシ』の著者・小林有吾さんが描く『もう一つのアオアシ』
これは買わざるを得ないでしょう。
アオアシ『ブラザーフット』 税込650円
早速購入し、家族みんなで回し読みしました!!
読んだ感想は、、、これイイ!!
『アオアシ』本作より、魅力を感じる人が多いのでは!?
いや、本当に!
スポンサーリンク
アシトの兄!青井瞬の『スピンオフ』
『ブラザーフット』の主人公は、アシトのお兄ちゃん『瞬兄』こと、青井瞬。
『アオアシ』では、愛媛でアシトをサポートする役で登場。
瞬兄は、いつもアシトの味方で背中を押してくれる優しい兄。アシトにエスペリオンユースのセレクションを受けさせるため、バイト代を渡し「行けよ。何があるか、その目で見てこい。」と海辺で語るシーンは、グッとくるものがあります。
そんな瞬兄が『自分もサッカー選手に』と動き出す物語。
アシトにサッカーを教え、かなりの実力だったと『アオアシ』にも描かれています。
舞台は、アシトが離れた愛媛県。(著者・小林有吾さんは今も愛媛県在住です。)
地元のクラブチーム、J2『アスレティカクラブ愛媛』が舞台。
スタジアムから、営業スタッフまで、愛媛FCをモデルに描かれています。
1年以上、サッカーから離れていた高校2年生の瞬兄。
遅すぎる「挑戦」なんて、ない
スポンサーリンク
『ブラザーフット』の魅力
この本を読んで魅力に感じた事は2つ。
まずは、長男ならではの独特な『気質』や『性格』が丁寧に描かれているという事。
弟のアシトは、あまり考えずに『挑戦』や『挫折』を繰り返して成長していくタイプですが、長男の瞬は、遠慮して、周りの事や、家庭環境の事を考えて、前に進めないタイプです。自分がどうしたいのか、というものが強く持てず、いつも一歩後を行く感じ。
まさに『THE 長男タイプ』
いわゆる主人公タイプではないのですが、共感する部分も多く、とにかく応援したくなるんです。
もう一つは、地方クラブならではの現実が丁寧に描かれているという事。
今年、J3に降格した愛媛FC。
その愛媛FCがモデルで、J2下位争いをしているチーム『アスレティカクラブ愛媛』。
瞬は、このクラブチームへの入団を目指します。
『人気ない』『勝てない』『客が沸くプレーもない』だから『スタジアムはガラガラ』。
さらには『クラブを馬鹿にする人』。
しかし、必死に支えようといつも通う『サポーター』がいる。負けてばかりのチームで『頭を下げる営業スタッフ』がいる。そんな地方クラブの細かいディテールが丁寧に描かれているんです。
アシトのようなTHE主人公の話ではなく、地方クラブで奮闘する瞬の方が、地方住まいや、ジュニアサッカー世代に子供がいる親世代にとって、リアルな話として感情移入してくるんです。
さらに、『アオアシ』本作ではあまり出てこなかった、アシトの同級生の女の子たちも出てきます。『アオアシ』の世界がぐっと広がる一冊。
めちゃくちゃおススメ!!
まだ1巻しか発売されていないため、集めるなら今!
スポンサーリンク
コメント