ジュニアスパイク『ウルトレッツァ 2 JR GS』と名作『DSライト』を比較【アシックス】

ジュニアサッカー

我が家のサッカーキッズ、お兄ちゃん(小6)とおチビさん(小4)が愛用しているサッカースパイク。4足全てが『DS LIGHT JR GS』です。

2足ずつを『芝用』と『土用』に分けて使用しています。

この『DS LIGHT JR GS』は、以前、我が家のブログで『最高のスパイク』として紹介した名作です。

しかし、アシックスには、もう一種のジュニア用サッカースパイクが販売されている事をご存知でしょうか?

実は知ってはいたものの、あまりにも『DS LIGHT JR GS』がマッチするため、特にマイナスの理由はないまま避けてきました。

その避けてきたスパイクがこちら!『ULTREZZA 2 JR GS』

『ウルトレッツァ』と読みます。

今回は、ずっとリピート買いしている『DS LIGHT JR GS』を浮気して、ちょっとチャレンジ!

『ULTREZZA 2 JR GS』を購入したので、違いや使用感を記載していきます。

『ULTREZZA 2 JR GS』と『DS LIGHT JR GS』の違いとは

購入した『ULTREZZA 2 JR GS』

現在(2023年5月)3色展開されていますが、お兄ちゃん用に購入したのは『ブラック/ピュア ゴールド』というカラー。

シンプルで高級感を感じられる色味、そしてデザインです。

かかとの部分は硬度の高い素材で、しっかりとホールド。角度によってキラキラと光るのが高級感を演出しています。

我が家では、お兄ちゃんだけにスパイクを購入することはできません。

「兄ちゃんだけズルい!」という声が確実に上がるため、おチビさんにも1足購入。

おチビさんには、我が家で愛用中、いつものDS LIGHT JR GSを購入しました。

『ULTREZZA 2 JR GS』『DS LIGHT JR GS』。2つのスパイクを比較していきます。

実はこの2つのスパイク、全くコンセプトが違うんです。

  • 『ULTREZZA 2 JR GS』のコンセプト = さまざまな方向へ動きやすい
    つまり・・・360度、どの向きにもターンしやすい!
  • 『DS LIGHT JR GS』のコンセプト = ピッチをとらえて速く走る
    つまり・・・速く走れる!

それぞれのコンセプトを実現するため、大きく異なる部分が3つ!!

1.アッパー構造の違い

2.前足部のソール構造の違い

3.スタッドの違い

アッパー構造の違い

『ULTREZZA 2 JR GS』の表面は、波を打つような形状をしているのに対し、

『DS LIGHT JR GS』は、ステッチ加工になっています。

『ULTREZZA 2 JR GS』の波を打つ形状は、曲げたときのシワを逃がす構造で、フィット感を重視。

『DS LIGHT JR GS』のステッチ加工は、柔らかさを重視しているそうです。

前足部のソール構造の違い

『ULTREZZA 2 JR GS』の方は、『X』形の溝が入っており、さまざまな方向へのターンをサポート。

『DS LIGHT JR GS』は、たくさんのくり抜きがあり、曲げやすい構造になっています。

スタッドの違い

『ULTREZZA 2 JR GS』は、かかとの両側のスタッドが階段形状になっており、さまざまな方向の着地に対応。

『DS LIGHT JR GS』は、外側のかかと部分だけが階段形状になっており、しかもゴムのような低高度のスタッド。安定性とクッション性が重視されています。

『ULTREZZA 2 JR GS』は、360度どの方向にも対応するような、ターンを意識した構造。

『DS LIGHT JR GS』は、直線的なイメージを感じます。

スタッドの太さを見ても、異なる用途をイメージしていることがよくわかります。

一概には言えませんが、ボランチのように、中央でポジショニングをとり、後方から前方へボールをつなぐようなポジションは、ターンを重視した『ULTREZZA 2 JR GS』。サイドハーフのように、上下運動が激しいポジションには、直線的な速さを求める『DS LIGHT JR GS』という事で開発しているんだと思われます。

我が家のお兄ちゃんは、チームではセンターバックをする事が多いので、実は『ULTREZZA 2 JR GS』の方が合っているのかも?

その他、違う所を探してみた

どちらもシンプルでかっこいいのですが、それぞれ微妙に形状の違いがあります。

細かい部分ですが、インナー生地のちょっとしたキメの細かさや、前に記載したソール部分の素材。

『ULTREZZA 2 JR GS』には、アッパーだけでなく側面にも、波打つような形状があしらわれています。

大きく違うのは、スタッド数。

『ULTREZZA 2 JR GS』が18個、『DS LIGHT JR GS』が19個です。

単純に考えると、直線的な速さを求める『DS LIGHT JR GS』の方がグリップ力が高そう。早く走るためにそうしているのでしょう。

ソールの柔らかさは、若干ですが『DS LIGHT JR GS』の方が柔らかい感覚を受けます。

しかし、かかと部分の衝撃を吸収するスポンジ『HG10mm』は、両方同じように採用されているようです。

使ってみて感じた違いとは?

お兄ちゃんにレビューを依頼すべく、およそ1ヶ月使用してもらいました。

お兄ちゃん曰く、

『ULTREZZA 2 JR GS』は、スパイク自体が少し重いような気もするが、ボールのコントロールがしやすいんだそうです。アウトサイドなどでボールをタッチした時、ボールがまとわりつく?引っ付いてくるような感覚がして、自分がボールをコントロールしている感覚が増すんだとか。

感覚的な差のようで、はっきりと効果は分からないですが、なんとなくアシックスの狙い通りの効果が期待できていそうな意見でした。

ちなみに「どっちがいいか?」と聞いたところ、「どっちでもいい」という答えでした(笑)

どちらも良いスパイクなので、子供のプレースタイルに合わせて履き分けてみてはいかがでしょうか?両方とも試してみて損はありませんよ。

旧モデルの『DS LIGHT JR GS』もハイクオリティです。少し安く手に入るので、サブスパイクとして購入するのにおすすめですよ。

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