新しいサッカークラブに入り、室内から土のグランドに変更になりました。
通学用の運動靴を履いた、小学3年生のお兄ちゃん。土のグラウンドでズルズル滑って転んでばかり。シュートやパスも軸足が滑って踏み込めないよう。そこで、チーム専属の販売員さんに話を聞き、初めてスパイクを買ってみました!購入したのはこちら。
モナルシーダ NEO SELECT Jr(P1GB202550)税抜5,800円
ホワイトとゴールドの人気カラーだそうです!お兄ちゃんもニンマリ!
今回は、販売員さんに伺った『ジュニアスパイクに関する情報』を記載していきます!
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『サッカー用のスパイク』とは?
サッカー用のシューズは大きく2つあります。『スパイク』と『トレシュー』です。
『スパイク』というのは、スタッドという固い突起が靴の裏についているものです。
この突起が地面をグリップし、踏み込む力が逃げるのを防いでくれます。踏み込んだ時にズルっと滑りにくくなるという事です。しかし、足への負担も大きいそうです。
スパイクはグリップ力が高く、これから増えてくるであろう『試合』は、基本的にスパイクで行うそう。グラウンドも芝も、3年生以上の子供たちは、基本的にはスパイクを履いている子が多いそうです。
もう一つは『トレーニングシューズ』通称『トレシュー』です。
スパイクについていたスタッドがなく、細かい凹凸がついています。こちらもグラウンドや芝で使えるのですが、スパイクよりグリップ力が弱いそうです。しかし、足にかかる負担も少ないのがメリット。
ちなみに場所によっては、スパイク禁止の場所があったりするそうです。
スパイクは『いつから』履かせるべき?
スパイク購入の目安は小3!
サッカーをはじめるからといって、すぐにスパイクを買う必要はないそうです。もちろん個人差はありますが、目安としておよその年齢を示すと、小3くらいまでは、スパイクを履かない方がいいそうです。小さい子供にはバランスをとることが難しかったり、変にバランスをとることで、土踏まずなど、足裏の形成に影響が出てしまう可能性があるそうなんです。
シュートで軸足を滑らせたら、スパイクのサイン!
スパイクを履かせる目安は、ボールを蹴る時の踏み込みの強さ。踏み込みが強く、足を滑らせているようならば、購入した方がいいそうです。踏み込む力がない時にスパイクは不要ということです。どうせ足を滑らせないんですから、グリップ力は必要ないですよね。そういう時期は運動靴やトレシューで、本来の足の成長を促した方が良いそうです。
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スパイクの『正しい選び方』
スパイクは大きいものを与えない!
チーム専属の販売員さんの話、聞いて一番びっくりしたのが「スパイクは、およそ半年に1回のペースで履き替えるものと考えておいた方がいい」ということ。成長するからといって、大きいものを与えるのはダメなんだそうです。足のサイズに合ったものでないと、つま先で地面をえぐってしまったり、コントロールが定まらないそうなんです。
また、半年くらい経つと、スタッドが削れて消耗し、本来のグリップ力がなくなってしまうので、どちらにしろ買い替えが必要なんだとか。ちなみにグラウンドか芝以外でスパイクを使うのは厳禁だそうです。スタッドがすぐに削れてしまうため、アスファルトを歩くのも避けた方がいいそうですよ。
お兄ちゃんの足のサイズを測ると、19.5センチ。スパイクは、ジャストサイズのものか、せいぜい0.5センチくらい大きいものを選びます。スパイクを履いて、かかとを地面でトントンし、つま先に1センチ以内の余裕があればOKとのことです。お兄ちゃんは20センチのスパイクを購入しました。
初心者にはミズノがおすすめ!
続いては選ぶメーカーについてです。今は多くのメーカーからスパイクが販売されていますが、足形は各メーカーによって違うそうです。日本人の足は基本的には幅広で縦に短い。外国人は幅狭で縦に長いそうです。『ミズノ』は日本人の足形を使っているため、比較的フィットする人が多いんだとか。我が家のお兄ちゃんも、縦幅と横幅のバランスがちょうど良かったです。
↑今は取り扱いがなくなりつつあります。
現在は『モナルシーダNEO 2』として、同コンセプトのスパイクが展開されています。(2023年追記)
ちなみに『ニューバランス』は『ミズノ』よりさらに幅広。『ナイキ』はデザインが群を抜いてかっこいいのですが、外国人の足型を使っており幅狭でスリムな形なんだそうです。
特に『ナイキ』は、最初に履くスパイクとしてはおすすめされませんでした。まずはデザインよりも、自分に合う形のメーカーを見つけて買うことが大事なんだそうです。それが見つけられれば、安い型落ちのスパイクやネット通販でも、サイズだけを気にして購入すれば、フィットするスパイクが買えるということです。
スパイクの『正しい履き方』
正しい履き方も教えてもらいました。工程をまとめると次の通りです。
- かかとを入れる
- 足先まわりは、ゆとりをもって締める
- 足首まわりは、きつく締める
- 靴紐を後方に引っ張る
- 靴紐を結ぶ
1.かかとを入れる
スパイクのかかと部分は、しっかりとホールドできるように丸く包み込むような形状になっています。
この部分に、かかとをしっかりと入れて軸を包み込むのです。スパイクを履き、かかとをトントンと地面に打ち付けます。すると、かかとがぴったりと包み込まれます。
実は、スパイクにとってかかとの部分は一番大事なところで、履き脱ぎの際、絶対に踏みつけてはいけないと念押しされました。1度でも踏みつぶしてしまうと、足のホールド感が失われ、スパイクの本領が発揮できなくなるそうです!
2.足先まわりは、ゆとりをもって締める
続いて靴紐を締めていくのですが、足先に近い部分はきつく縛りすぎると、指が窮屈になり痛みが出てしまうため、少しゆとりを持って締めていくと良いそうです。
3.足首まわりは、きつく締める
逆に足首周りは、きつく締めて足を固定していきます。
4.靴紐を後方に引っ張る
最後の穴まで通したら、靴紐をかかと方向に強く引っ張って締め上げます。
5.靴紐を結ぶ
後は結ぶだけです。締め付けているテンションを逃がさないように結びます。
我が家のお兄ちゃんは、どうしても締め付けのテンションを逃がしてしまってユルユルになってしまいます。現在、一人できっちり結べるように特訓中です。
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『メンテナンス』で長持ちかつ清潔に
どうやってメンテナンスすると『長持ち』で『清潔』に使っていけるのか。ポイントを4つ教わりました。
- 使う前に防水スプレー
- スパイクを脱ぐ時は、靴紐を解く
- 固く絞ったタオルで汚れを吹く
- 湿気を取り除く
1.使う前に防水スプレー
使用前、新品の状態で、防水スプレーをかけることをおすすめされました。汚れがとれやすくなるんだそうです。スプレーする際は、靴紐を全て取って行ってください。
べっとりするくらいスプレーし、丸1日日陰で乾かします。
2.スパイクを脱ぐ時は、靴紐を解く
これは重要だと念入りに言われました。簡単に足が抜けるまで、靴紐を緩めた方がいいそうです。無理にスパイクを脱いでいると皮が伸びて痛む原因になるそうです。
3.固く絞ったタオルで汚れを吹く
汚れがひどい時は、固く絞ったタオルで拭くといいそうです。丸洗いはおすすめされませんでした。丁寧に拭き上げるだけで十分だという事です。
4.湿気を取り除く
匂いを予防するためにやった方がいいそうです。中敷きを出して、新聞紙を突っ込んでおくといいそうです。こういった商品も出ています。
靴専用乾燥剤 シューズドライヤー(12ZA-860)税抜1,200円
スパイクの中に入れるだけです。
お兄ちゃんは自分で管理しています。
サッカー以外でもそうですが、スパイクを大事に磨いている子はプレーに出てきます。ものを大事にする、感謝の気持ちを持つ。しっかり教えていきたいと思います。
およそ半年後には交換しないといけないそうですが、大切に使ってほしいでです。
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